さやまのええとこ

土木学会選奨土木遺産 レンガ造りの暗渠(あんきょ)

2020/09/29 | さやまさんぽ

明治31年に高野鉄道を河内長野まで延長した際に、「この周辺の人々の通路や水路を通してほしい」との意見から、これらの暗渠が設置されました。
当時の技術を駆使し、アーチ型にレンガを積み強度を保っています。

市内7ヶ所にあり、東除川暗渠は斜めにねじってアーチをかけた日本に25ヶ所しか残っていない珍しいものです。

昭和12年、電車の複線化により下り線側を拡張したため、各アーチ橋の東側はコンクリート構造になっています。

1️⃣ 1号暗渠 (第40号拱渠)

地下には狭山池から太満池へ向かう水路が通じています。歩行者・自転車専用。


2️⃣ 2号暗渠 (第41号拱渠)

歩行者・自転車専用。


3️⃣ 3号暗渠 (狭山里道暗渠)

歩行者・自転車専用ですが、他のものに比べて高さがあります。


4️⃣ 4号暗渠(第42号拱渠)

水路専用。私有地の奥のため、通行できません 。


5️⃣ 5号暗渠(狭山里道架道橋)

他の暗渠に比べて大きく、自動車の往来も可能(だんじりが通れるサイズにしたとの説もあります)。府道富田林-狭山線として現在は使用されています。


6️⃣ 6号暗渠(第43号拱渠)

水路専用。畑の中にあり、東側の道もあぜ道のみ 。


7️⃣ 東除川暗渠

狭山池から流れる東除川を通すためのもの。「ねじりまんぽ」と呼ばれる非常に珍しい構造。

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